人間はいくつになっても発達出来る!
灰谷さんの講演会ではそんな話をして頂きました。

運動神経がいい。センスがいい。
良くそんな言葉を耳にしたり口にしますよね。
センスとは何なのか。それは感覚神経なんだそうです。そしてセンスがいいとは、感覚を使
えている。状況をつかめている。そんな状態だということ。
その感覚が脳に伝わり、脳が出す指令通りに動くことが出来る。それが運動神経。
センスが入力で運動神経が出力ということなんです。
センスが良くなりたい!こんな動きが出来るようになりたい!
それはいくつになっても伸びる可能性があるんです。
その為の方法の一つが足裏を固くする事!
どうやって?そう!はだしで歩く!たったそれだけ!

子どもが発達していくために大人が出来ることは、昔の生活を見直すこと。
現代はモノが発達しすぎて子ども時代に体のセンスを使わない子が増えている。
例えば、鬼ごっこをして靴をはいた子どもはなかなか捕まえられないが、はだしの子どもは
すぐ捕まえることが出来る。
何故なら…靴で走っているから。自分の足裏の感覚で走ってないんですね。
だから、はだしになって足裏のをかたくする。くすぐられても大丈夫なのが発達した足なん
だそうです。
子供は自分に何の刺激が必要か体でわかっているから、その動きを邪魔したり止めなかっ
たら(やりきったら)いつのまにかやらなくなっていく。
それが発達なんですね。

クライミングをするにも、原始反射が多く残った状態では登りにくいんです。
なぜなら、思った通りに体が動かないから。
思った位置まで腕が伸びなければ、次のホールドはつかめません。
バランスが取れていないと、その分、保持力に頼り、パンプしやすくなります。
未発達の体でも、いっぱい練習すれば強くはなるでしょう。
でも、しっかり発達した脳と体で、もっと楽に、もっと楽しくクライミングライフを謳歌したいですね。
大人も子どもも、もっともっと発達していきましょう!